丸田孝明さん(1/4)
つなぐことで新しい価値をつくる[調布アイランド]


Posted on 2014-12-17



「調布に新しい価値を作るには、外にあるものを組み合わせて化学反応が必要だと思った。」
 
そう語ってくれたのは、「調布アイランド」代表の丸田孝明さん。60歳で長年勤務した旅行会社を辞め、調布アイランドを立ち上げ、地域で働くことに挑戦し続けている丸田さん。これまで、そして未来を語っていただきました。

組織人から地域人へ

「調布アイランド」は、東京の南の島と調布飛行場をつなぐ定期便を利用し、島で獲れた新鮮な魚・野菜そして特産品を調布に届けるプロジェクトです。



島から届いた鮮魚・野菜は、調布市内の加盟店に運ばれます。島から獲れたての魚がその日のうちに調布に届く。海のない調布で、朝獲れの魚を食べることができるのです。

「会社という組織の中ではやれることはやりきった。もっと自由にやりたいと思った。」
 
65歳の定年退職を前に、丸田さんは旅行会社を退職します。
 
「これまで自分の経験を活かして仕事ができると思った。でも、正直難しかった。思うように仕事にならなかったから、、、このままではいけないな、と。」
 
会社員時代は、社内研修の講師として活躍をされてきた丸田さん。経験を活かして、研修講師として仕事をしたいと思っていたそうですが実際はそう簡単ではありませんでした。
 


「会社に勤めていたときは、会社と家との往復で。会社を辞めて初めて気づいたんですよね。あれ?知っている人がいないなって。僕の妻は、地域の会合だったり、回覧板だったり顔を出していたけど、僕は全然。調布で暮らしていくのであれば、ちゃんと地域に根ざしたい。自分の経験を活かして地域に貢献したいと思ったんです。」
 

調布アットホームとの出逢い

 
地域に貢献したい、新しいことができないか・・と考えていた丸田さんのもとに調布市からハガキが届きます。地域デビュー歓迎会の案内でした。この歓迎会の会場で、調布のコミュニティービジネス推進委員会調布アットホームの代表石原さんと出会い、丸田さんは調布アットホームの活動に参加。こうして、調布アイランド発足の一歩が始まります。
 
コミュニティービジネスとは、地域が抱える課題を、地域の人や資源、ノウハウを活かしビジネスの視点で解決をする事業です。調布アットホームは、コミュニティービジネスの手法を用いて調布が抱える問題の解決に取り組んでいます。



「調布には飛行場があるんだよね。」 「えっ!飛行場あるんですか??」
 
調布アットホーム忘年会の席でのこと。何か楽しいことができないか、調布のために自分達に何ができるのか、仲間と語りあう中で“調布の飛行場”の話に。

すると、意外にも調布に飛行場があることを知らない人がいることが分かりました。
 
「調布には飛行場があることを地域の人が知らない、飛行場をうまく利用できないかと思いました。仲間からも何かできないかって言われて。何かできそうだぞ!と思いました。」
 
島と調布。どちらも活性化される方法はないか。丸田さんは、調布アイランドのビジネスモデルを思いつきます。
 


2011年5月に行われた調布アットホーム、コミュニティービジネスコンペで丸田さんの調布アイランドは最優秀賞を獲得。
 
「まさかでした。最優秀賞をとってしまいましたからね。もうやるしかなくなったわけです。」

こうして調布アイランドは、実現に向かって進み始めたのです。




 




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